Seedanceで作ったアニメがたまにXのタイムラインに流れてくるんだが、やはり一貫性の観点でいうと相当厳しい気がする。ぼくが見た動画では2人のキャラクターが出てくるんだけど、そもそもキャラデザの時点でこの2体の作画の方向性が違う(つまり絵柄が違う)ので違うアニメのキャラクターが2人出てくるように見える。その人が投稿しているイラストは、1点だけで見れば確かにそのへんのイラストレーターと比べても遜色なく見える。だが複数枚をタイムライン上でスクロールすると、これもやはり毎回少しずつ絵柄が違って、一貫性が無いように見える。
だが消防庁のポスターの問題にしても「そんな細かいこと誰も気にして見てないよ」という開き直りに対する効果的な反論はあまり無い気がする。そもそも大衆はそんなこと気にしてないんだから、市場の論理に従って細かいことなんて気にせずコストカットして作ればいいし、クオリティの高いものを作ろうとか、細部に神を宿そうなどという発想は単なるクリエイターの自慰行為でしかない、そう考える人間が世の中の大半を占めた時、クリエイティブは死ぬ。
だがこれは自業自得な側面もあって、SNSの流行から始まり、あらゆるコンテンツが過剰にマーケットの要求に寄り添ってきたこと結末としては妥当だとも言える。ぼくの感覚ではAIによる社会現象はこれまでずっと張られてきた伏線が回収されたようにも見える。
自らコモディティ化に積極的に加担してきたくせに、AIが流行した瞬間に素朴に自分たちの著作権を主張し始めるというのは、いささか開き直りがすぎるのではないか。