何かを「消す」という行為には謎の中毒性がある。ぼくは少し強迫神経症気味なところがあって、スマホのカメラロールに1枚も画像がない。要は全部消してしまうのである。アプリも定期的に9割がた削除したりしてるし(結局再インストールする羽目になる)、ラインのチャットの履歴も会話がひと段落ついたら全部消してしまう。「ツイ消し」とかも病的なレベルでやってたことがある。
デジタルならではの「ずっと残り続ける」感じがどうにも気持ち悪くてこういう癖がついてしまったのだが、デジタル空間において「人はどこまで消すことができるのか」と考えた時、おそらく自分の痕跡を全て消し去ることはできない。それならもうある種の生きていた証として全部残しておいた方がいいのではないかとすら思えてくる。でも酔っぱらった時のツイートだけはあとから見返すのが恥ずかしくて耐えられないから今後も消してしまいそう。